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としやの Blog

単なる日記です。子どもたちが大きくなったら読み返す予定。

【ライブレポート】syrup16g tour 2015 「Kranke」 @大阪オリックス劇場(2015-07-03)

音楽 音楽-syrup16g

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去年の”再発”に続いて、”Kranke”ツアーに参戦しました。
 
今回のツアー「Kranke」は同名のEP盤(5曲)を携えての公演。(発表自体はツアーが先。)
 
五十嵐隆としての)「生還」。
バンドとして復活しての「再発」。
そして今回の「Kranke」(患者)。
なんだか不安な言葉が繋がっています。(END ROLLとかじゃないだけマシか。)
でも僕の見た大阪では、五十嵐さん、そしてバンドの状態はすごく良かったんじゃないかなぁと。
 
以下、壮大にネタバレですので見たくない人は止めてください。
 
 
5歳、2歳、3ヶ月の息子たちを義母にお願いして、会場へと向かいました。
(EX.厚生年金会館も含めて僕は初めての)オリックス劇場の前は公園になってました。
漢字2文字のTシャツがそこかしこに。嬉しいような気持ちがたかまるような。

 
すでに入場開始している会場内へ。
ロビーすぐに物販がありました。
ツアー後の通販でもいいかなぁ、、
どうしようって迷ったけど、妻のひと押しもあってライブ前にグッズを購入。

 
そして指定の席は、2階の2列目、センターから少し右側。
どうだろう。ステージまで40mぐらいかな。
3人の表情までは見えないけど、動きはなんとか見える距離。
 
U2ではないと思う)ゆったりした洋楽が流れてました。
やっぱり落ち着かないので、他の患者のつぶやきを見たり、呟いてみたり。

 

本編

 
抑えめの客電はついたまま。
定時の7時をまわって、開演前BGMが切り替わり、、、
鳴り始めたのは、、、
 
 
お、お、あ、あ、えー。。お、お、あ、あ、えー。。
(SEとしての”songline”です。)
 
客電もゆっくりと落ちていき、会場がどよめきと歓声と拍手に包まれていきます。
 
そして閉じていた幕がゆっくりとあがって。
ステージの上には、すでに3人の姿が!!
 
ホールツアーだからか、中央にはスクリーン。
そこに大きく写されているのは
 tour 2015 "Kranke"」
の文字。
 

f:id:fakeplastictrees:20150708144520j:plain

(こんな感じだった)
 
黒シャツの五十嵐さん。
英語プリントのTシャツにもう1枚羽織ったマキリン
なんだかうず巻みたいにも見えた柄の服を着た中畑さん。(よく見えないけどなんかスゴイの)
 
 
片手を高く挙げてロックスターな五十嵐。(意外!)
一段と歓声も大きくなります。
 
そして始まったのは、「冷たい掌」
一気に会場が”Kranke”に染まっていきます。
曲に合わせたのか真っ青な照明。
時には赤に切り替わり、、
(これが視覚的にもヤバイくらいカッコイイ)
 
スクリーンにはKrankeのジャケットが写されていました。
演奏はとても丁寧に、、転調もしっかりやってたと思います。
音源で聴くよりもさらに深く染みてくる感じ。
 
曲間もあまり空かずに。
2曲目は「生きているよりマシさ」(アルバム「Hurt」から)
直近のリード曲が続きます。
生還後の感傷的な感情はなく、歌そのものの良さが直に響く感じ。
スクリーンには何もなくて。
照明は一転、シンプルに白のみ。
震えるほどかっこいいんですよ。
時折スクリーンに映る3人の影が、最近のアー写みたいにも見えました。
 
続いて3曲目”Kranke”から「To be honor」
引き込まれるようなギターのイントロ。
響き渡る五十嵐の歌。
抑えめながらも鉄壁のリズム隊。
すごくすごく大切にこの曲を届けようしてるじゃないかと、思いました。
 
数秒間の静寂が
永遠より長すぎるから
とりあえずしゃべろう
泣いているひとの傍で
寄り添っていたい
ずっとそんなひとなのに
見失ってんだ

  

つづくのは「HELPLESS」。前解散前のセルフタイトルアルバムから。
”To be honor”と対するような選曲。(これにも永遠ってことばが、、ね。)
この曲を演るってことだけで感情が揺さぶられました。
 
 
それぞれ曲の終わりには、会場中から割れんばかりの拍手と歓声があって。
でもほとんどメンバーを呼ぶ声はなく。
すぐに次の曲が始まるのを見守るように訪れる数秒間の静寂。
盛り上がってないわけではなく、不思議な一体感でした。
 
 
静寂を破っての「めっちゃかっこいい」という黄色い声。
「ありがとうございます」
早口で答える五十嵐さん。
表情はわからないけど声は楽しそうだった。
他の曲終わりにも何度かありがとうって言ってた。
 
音響のせいかボーカルは聞き取りにくくてMCもそうだったんだけど。
(早口だしね)
「初めての人も、そうじゃない人も楽しんで帰ってください」
みたいなことも言ってた。
 
つぎに奏でられたのは「Stop brain」
再発の時のようなやり直しはなく(当たり前)、演奏も馴染んできたように思えました。
でもね、楽しんでくださいって言ってたのに、この曲ってw
考えるな、感じろってことかしら。
(いや、曲はとてもよかったです)
 
★★
 
再発の時はチューニングも自分でしてて、曲間がゆったり空いていたと思うんだけど、
今回はローディが付きっきりで。
ギター交換しても、そんなに待たせないようにしてました。
 
ホールツアーだからこそだと思うけど、
前半は、スクリーンには画像とか情景的なビデオ(オイルアートとか)の演出がありました。
(後半はあまり覚えてない。。)
それもいいけど会場後方で観てる僕からすれば、メンバーをカメラで抜いてくれたらいいのにと思いました。
やっぱり表情見たかったよぉ。
 
★★★
 
アコギに変えて引き込まれるようなイントロ。
「My song」
立ったまま弾いてました。(再発では、アコギの時は座ってた。)
なんか当たり前なんですけど、そんなちょっとしたことが嬉しいんです。
 
静かに、、しみてきて、、心震えるような時間が続きます。
「明日を落としても」
この曲だったかな。数秒の溜め(無音)があって。
その瞬間、会場では五十嵐さんだけが照らされてるんだけど、
再び歌い出すまでの静寂がすごく、なんかいいなぁと思いました。
そして”Do you wanna die”と叫ぶ五十嵐さん。すごかった。
 
 
続いての「正常」
音源聴いてる時は、自分の状態が合わないことが多くて、
正直スキップしがちだったんです。
でもこれすごかったんですよ。
終盤にむかってマキリン、たいこの存在がどんどん大きくなって、圧巻でした。
 
★★★★
 
正常の時だったかな。
ステージ天井から床までの白い棒状(2,3本)のものが左右に1組ずつあったんです。
それが中央側にも、もう2組降りてきて全部で4組になりました。
これが包帯みたいでした。(妻曰く)(Krankeだけに)
僕は手首の血管、てのひら側みたいだなぁって思ってました。(後で出てきます)
 
★★★★★
 
妻はノーチェックで迎えたライブだったんですけど、
僕は我慢できずに他会場のセットリスト見てたんです。
たしか、、このあたりで日替わりだなと思ってたら。。
始まったのは、
「シーツ」(アルバム”HELL-SEE”)
そうかー。そうきたかー。ツアー”Kranke”だもんなぁ。
ヘルシーから続きます。
やたらと明るい「吐く血」
リズム隊もしっかり、というかそっちのほうが存在感あったような。
何重もの黄色い輪っか(照明)が、
ステージに重なってぐるぐる廻ってたのが
なんかサイケデリックでした。
 
 
さて、これまでは”Kranke”って感じでしたが。。
ここからが圧倒的にハードな時間でした。。
 
 
中畑さんも立ち上がって、会場を見渡すように、、、立ったまま荒々しく叩く、、
ずっと立って弾いてた五十嵐さんも片膝を付きながらギターをかき鳴らし、、(再発と同じですね)
マキリンは、、クールに直立不動です。さすがシロップの大黒柱。
「Share the light」
 
たいこの前で、向き合うようにかき鳴らしてた五十嵐でしたが!
いきなりのごろ寝!
からの、寝たままのギター!!

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(via 鳥獣戯画製作キット:http://gigamaker.jimdo.com/ )
 
え?え!?って戸惑う患者たち。 
(おい。たかし。楽しそうだなって思ったw)
 
いやすごく盛り上がったんですよ。
でもあまりにもびっくりして、とまどって、でもたかし楽しそうだから嬉しくなっちゃって。
今回のレポートでこれだけは絶対に書かなきゃいけないと思った出来事です。
あと、歌い出す直前まで片膝付いてギター弾いてたのに、
スクっと立って歌い出す仕草も可笑しかったです。
(なんでこんなに愛おしいんでしょうか)
 
間髪入れずに、切り裂くように始まる「天才」
盛り上がらないはずがありません!
そして、いつも心配させるギターソロ。。ひ、弾けてる!!
絶好調じゃねーかー。嬉。
 
 
そして、再びセンターに寄ってくるたかし。
ジャ、ジャ、ジャと煽るたかし。
この、、流れは(再発のラストと同じ)「真空」だー!!
踊り狂う患者。
叫ぶ五十嵐。
大樹も叫ぶ!「ロックンローール!!」
ブンブン弾くマキリン
最高でした。
 
★★★★★★
 
”Share the light”の時だったと思うけど。
照明が真っ青と真っ赤が同時に点いてました。
それに前述の包帯が照らされて、赤と青に染まりました。
僕にはそれが、”動脈”と”静脈”に見えました。
 
あと”真空”の時は、ステージ左右に直置きで、
きちんとミラーボールが登場してて、
ヤバイくらいの閃光が放たれてました。
 
★★★★★★★
 
まだまだ続きます。
「パープルムカデ」「神のカルマ」
さっきまでの盛り上がりを少しだけ冷ますかのような選曲。
それでも盛り上がる患者たち。
 
「いや~さすが大阪。アツいね」
「新曲やりに来たので、最後に新曲やります」
みたいなことを言ってました。
 
そして本編の最後「Thank you」
今の五十嵐さんらしい、後ろ向きな前向きさ。こんなんも良いよね。
期待してたコーラス「あーきーらーめーろー」は美声の中畑さん。やっぱり、ね。
 
すごく幸福感に満ちた空間を後にする3人でした。
 
 

アンコール(1回目)

 
まだまだ処方が足りない会場からは手拍子が止みませんでした。
ずっと続く手拍子。薄暗い会場。
そして謎の照明が天井から降りてきます。
こ、これは手術台の照明?
(確かにレンコンだ、笑)
 
漫才師ばりにw手を叩きながら現れる五十嵐さん。
五十嵐さんと中畑さんは「患者」Tシャツ。
マキリンはやっぱり「Kranke」Tシャツでした。
 
そしてレンコンなんですが、マキリンの後方ぐらいに吊られてて、右側を向いています。
あくまで、マキリン以外の2人を照らす方向。。。
中畑、五十嵐。。おまいらだけが患者ってことかーー(笑)
っていうのは僕の勝手な解釈ですけど、ひとりで笑ってました。
(なにこれ。めっちゃ愛おしい。)
 
アンコール1曲目は「vampire's store」
これでSEも含めて”Kranke”の曲は全部ですね。
これまでの流れもあってかこれもなんか楽しかったー。
(患者って言葉でてくるのにね)
 
ギター、たいこのセッションみたく続いたのは「落堕」
”寝不足だって言ってんの”
叫ぶ。吠える。荒ぶる。
もうね、、やっぱりすごいの。
これが去年まで解散してたバンドの姿じゃないよ。
 

アンコール(2回目)

 
やっぱり綺麗にそろった手拍子に迎えられて、再登場の3人。
「ありがとうございます」
ここでだったかな。
すこしだけMC。
「東京以外だとここが最後だけど、ほんと来てくれてありがとう」
「また来たいと思っています」
みたいに語る五十嵐。
まじめに話す後ろで、2階席、3階席に向かって大きく手を振ってくれる中畑さん。
それを見た2階席の患者(僕を含む)も反応して、大きく手を振り返します。
気づいた五十嵐が、
「え?あ、後ろごめんねー」
(わるいけど曲、始めるわー、的な感じ)
なんか伝えにくいけど、ちょっとだけ(一部の席だけ)面白い空気になりました。
 
そして妖艶に始まったのは、正真正銘最後の曲「リアル」!!!
響き渡るドラムの轟音。
激しい演奏。
圧倒的な存在感!
”本当のリアルはここにある!”
”妄想リアル もっとSo Real!!”
 
本当にただただすごいライブでした。
感情の揺さぶりも、激情も併せ持つ。これが”シロップ16グラム”
 

終演

割れんばかりの拍手に送られて、はけて行く3人。
まぶしいぐらいの客電と終演のアナウンスがあり、、
Kranke@オリックス劇場、終わりです。
 
 
2階席だったから、照明とかスクリーンの演出も割りと冷静に見てたけど、
前の方だったらそんな余裕はなかったと思います。
ベースと太鼓はさすが鉄壁だと思ったし、
今回の五十嵐さんの演奏は、やらかす瞬間ってほぼなかったというか
あったかもしれないけど、その印象はなかったというか。
 
他会場のセットリスト見てたから、「翌日」「reborn」やるかなってちょっと期待してました。
だからちょっと「リアル」で終ったの、意外でした。

でもね、他の会場で実際、やってるんだけど、個人的には思い入れが大きすぎて。
もし演ってたら、すごいとか楽しいとかの印象が、ぶっ飛んでたかもしれません。
この2曲に感情を持って行かれちゃったんじゃないかと。
いや本編の中でさらっとだったら、すんなり受け入れられるかもしれないけどね。
僕にとってのその時、ってのはまた今度の楽しみってことで。
だって最高な、圧倒的な存在、、がまだまだ続くんですから。
 
ありがとう、シロップ。また会いに行きます。
 
 

セットリスト

syrup16g tour 2015 Kranke
@大阪オリックス劇場(2015-07-03)
 
本編
  1. 冷たい掌
  2. 生きているよりマシさ
  3. To be honor
  4. HELPLESS
  5. Stop brain
  6. My song
  7. 明日を落としても
  8. 正常
  9. シーツ
  10. 吐く血
  11. Share the light
  12. 真空
  13. 天才
  14. パープルムカデ
  15. 神のカルマ
  16. Thank you
アンコール1
  1. vampire's store
  2. 落堕
アンコール2
  1. リアル
 
セットリストはこちらのサイトを参考にしました。
ライブファンズ(LiveFans:syrup16g
ちなみにスマートフォンのアプリだと投稿されているセットリストから、ミュージックのプレイリストを自動で作ってくれます。
ホール、ライブハウスの音響効果も付いて再生されるので、行ったライブの追体験もできますよ。オススメです。
 
こちらに過去記事あります。

toshiyano.hatenablog.com

 

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それじゃ、またね。