としやの Blog

単なる日記です。子どもたちが大きくなったら読み返す予定。

[音楽]五十嵐隆”生還”ライブをBDで観た感想[syrup16g]

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 今日は6月9日。ロックの日です。好きな音楽の記事[駄文]。

 

 五十嵐隆 ”生還” live at NHK HALL 2013/05/08 のBDを観た感想です。音楽に関してはいつもの駄文ですので、まぁあれです、興味と時間が伴えばどうぞ読んでやってくださいませ。ようこそお越しくださいました。

 

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  2008年3月1日に日本武道館でのライブを最後に解散した”syrup16g”。当時(今も)すごく大切で大好きなバンドでした。言葉と楽曲の両方がズカズカと心に踏み込んできて刺さりそうな感じが好きで、でも自分の状態が悪いと悪酔いしそうでもありましたが。

 当時はまだ彼女だった妻と武道館に足を伸ばしたことが遠くない過去のように思えます。フロントマンだった五十嵐さんは(途中で”犬が吠える”プロジェクトがあったけど、音源すら出さずに解散のよう)、どうしてるんだろう、無事に生きているのかなぁ、って思わずにはいられないほど、繊細で不安定な印象でした。

 気づけば解散からちょうど5年が経った去年、2013年3月1日に、バンドではなく個人名「五十嵐隆」で”生還”ライブが開かれることが発表されました。ライブは5月8日でした。生きてた、良かったと思いました。いつだったかなぁお父さんを亡くしてるってこともあったらしいし。

 実際のライブが行われた1年前。作りためた新曲ばかりするのかな、新しいバンドなのかな、そもそも変わり果てて見るに堪えない存在になってるのじゃないかという心配もありました。ツイッターなんかに流れてくるのを見て、メンバー的にはsyrup16gの生還ライブだったことを知り、もちろん嬉しいのだけど複雑な気分になり、1人でモヤモヤしてたのを思い出しました。

 

★★★★★★★

 

 そして1年経った今、手元にはその日のライブBDが届きました。解散時のDVDは正直まだ観る勇気がなくて未だにラックに飾ったままです。でも今回は正直観たい気持ちが上回っている今のうちに見ておこうと、重い腰を上げました。  

 この感想記事は、1回しか観てない状態で書いていますので、勘違いとかあるかもしれません。

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 結論からいうと、素晴らしかったです。メンバー、ファン、関係者それぞれ思うところあるとは思いますが。僕は観れて良かったと思います。そしてしょうがないという気持ちがありつつも、もったいないな、と思いました。素人考えだけど、どんなに素晴らしくても続けていくことってすごく難しいのだろうなとも。

 

生還 live at NHK HALL 2013 05 08 セットリスト

  1. Reborn
  2. Sonic Disorder
  3. 神のカルマ
  4. I.N.M
  5. 生活
  6. 赤いカラス(犬が吠える)
  7. ラズベリー(新曲)
  8. さえないコード(新曲)
  9. 透明な日(新曲)
  10. ヒーローショー(新曲)
  11. 真夏のターンテーブル(新曲)
  12. 明日を落としても
  13. センチメンタル
  14. 月になって
  15. 落堕
  16. 天才
  17. coup d’Etat
  18. 空をなくす

(ENCORE)

  1. パープルムカデ
  2. リアル
  3. 翌日(オリジナルVer.)
  4. 翌日

 

 新曲もあり、今(2013年)の五十嵐さんの曲ってことでしょうか。大半はSyrup16g時代の曲。解散直前に出したアルバム「syrup16g」からの演奏は無し。なにか思うところあるのかと推測してみたり、ただの成り行きなのか。 

 

★★★★★★★

 

 子どもたちを寝かしつけて、部屋を暗くしてヘッドホンを付けて再生。全然関係ないけど、むかし音楽を集中して聴いてた時のスタイル。孤独(が心地良い)。 

 

 1曲目は”Reborn”。かつてバンドとして最期の日、武道館で最後に演った曲。歌詞といい、これまでの経緯から意味ありげ過ぎです。音は確かに聞こえるのに映像は見えない、というかなにか揺れてるのか照明が少し漏れているだけの映像。ステージに幕が張られてそのまま演奏されていました。最初はBDドライブかディスクの故障かと思ったぐらいです。

 丁寧にまっすぐ演奏されている感じがしました。そのためか、聴きすぎて音源では若干飽き気味であるこの曲でしたが、すごく言葉と演奏が響いてくる感じがしました。やっぱり大好きです。もう泣きそうになりました。(おっさんですけど)

 本当は全部の歌詞を引用したいぐらいですが、少しだけ引用させてください。


昨日より今日が 素晴らしい日なんて
わかってる そんな事 当たり前の事さ

時間は流れて 僕らは歳をとり
汚れて傷ついて 生まれ変わっていくのさ


手を取り合って 肌寄せあって
ただなんかいいなぁ って空気があって
一度にそんな幸せなんか 手に入るなんて
思ってない 遠回りしていこう

syrup16g「Reborn」 作詞:五十嵐隆

 

 

 2曲目も聞き慣れたメチャクチャかっこいいイントロで始まりました「Sonic Disorder」。そして幕が降ろされて、ステージには五十嵐さんともう2人。。Syrup16gの3人が揃っていました。事前に知っていたとはいえ、ゾクゾク身震いしました。

 あぁやっぱり良いなぁ。見るに耐えない姿どころか、めっさ仕上げてきてるじゃないですか!五十嵐さんは、客の方を見るのが怖いのか、何か思うところがあるのか目を閉じて演奏しているようにも見えました。

 

 

 「神のカルマ」「I.N.M」「生活」と知った曲が当時のライブ以上かと思わんばかりに続いていきます。そして知らない新曲「赤いカラス」(”犬が吠える”の曲らしい)「ラズベリー」「さえないコード」「透明な日」「ヒーローショー」「真夏のターンテーブル」 どれもすごいです。こんなにすごいのに5年も空白があるなんて本当にもったいないです。新曲も一度しか聴いてないですが、ぜひ音源化して欲しいです。

 

 

 「明日を落としても」は弾き語りだったかな。


つらい事ばかりで 心も枯れて
あきらめるのにも慣れて

したいことも無くて する気も無いなら
無理して生きてる事もない
明日を落としても
誰も拾ってくれないよ それでいいよ


そう言って うまくすり抜けて
そう言って うまくごまかして
そう言って 楽になれる事
そう言って いつの間にか気付いていた

syrup16g「明日を落としても」 作詞:五十嵐隆

  ”明日”についての曲は後にも出てくるけど「翌日」ってのあって、どっちも大好きです。僕にとって「明日を落としても」は歌詞のまんまのネガティブな方のイメージじゃなくて、その対比にある”生きる”のほう。人付き合いが苦手な僕でも奇跡的に今の妻と出会えた今だからかどうかは分からないけど、ただ生活してるだけどもすごいことだと思う。

 

 

 「月になって」はすごく綺麗な曲でこれまた好きな曲で、、えっと、引きこまれます。


君がいないなら 僕もいないから
そばにいるだけ ただの言い訳


子どもじゃないから 言葉じゃないから
そばにいるだけ 今はこれだけ


夜は寒いから 明日が怖いなら
そばにいるだけ 朝が来るまで

syrup16g「月になって」 作詞:五十嵐隆

 

 

 「落堕」「天才」「空をなくす」とすごい迫力で本編の終焉まで続きました。まだまだ大丈夫どころか以前よりも演奏が良いような気さえします。やっぱり表に出てこなくて埋もれる(あえてこう書きます)にはもったいなさ過ぎます。

 

 アンコールでは、「パープルムカデ」と「リアル」。やっぱり良い。今度はたぶん無いと思うけど、また3人で演る日を期待したいです。

 

 一度はけたみたいで、五十嵐さん1人が、”生還”Tシャツ(黒)に着替えてステージへ。ここで、すごく慎重な感じでMCが。半年前にはこんな機会があるとは思ってなかったこと。スタッフへの感謝。あといろいろ思うところあったと思うけど、協力してくれたメンバー2人への感謝。

 僕達が知っている「翌日」よりもずっと前の初期バージョンの曲が披露されました。歌詞は今回作ってきたそうです。これは五十嵐さんだけで演奏されたけど、これは深く刺さりました。syrup16g五十嵐隆)の音楽は完全に僕の心に刺さって、傷跡になっています。


自暴自棄になって生きても
音楽を愛せなくなっても
身代わりの影に僅かな希望を忍ばせた

孤高という名の幻想も
不幸という名の甘い蜜も 
いじらしいほどに そう
あなたの傷跡になりたかったんだ
その時は その時は 今

 オリジナルver.に続いて、最後は「翌日」。 はけてたナカハタとキタダマキもステージに。中畑さんは生還Tシャツ(白)に着替えてました。

 イントロがかき鳴らされるだけで、ゾクゾクする曲。僕の状態にもよるけど、一番好きな曲かも。次見れるのはいつになるかは分からないけど、未来を期待したいと思いました。

 そしてついに終演。ステージ袖で五十嵐さんを迎える中畑さんが印象的でした。いろいろあるんだろうけど、次も観たい。ただ観たい。

 

 

★★★★★★★

 

 感情に言葉の表現が完全に追いついていません。端的に言うと「観た!感動した!」って言うだけでも良かったのかもしれません。

 常々、音楽や映画や写真や小説などの表現をされる方の”中身”にはもっとすごい世界があるのだろうと勝手に想像してるんですけど、その一部で上っ面であるはずの作品(今回はライブ映像)を視聴するだけでも、こんなに感情が揺さぶられるんですから。

 

★★★★★★★

 

 もしももしも思うところあったりしてコメントいただけるととても嬉しいです。刺さるものって音楽だけじゃないと思います。人それぞれですよね。僕にとっては音楽が多いです。

 

 最後まで読んでいただきありがとうございました。

  

 

 

『生還』 live at NHKホール 2013/05/08 [DVD]

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