としやの Blog

単なる日記です。子どもたちが大きくなったら読み返す予定。

ウスとキネ(餅つきをしました)

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 私が子供の頃には年末になると餅つきをしていました。それはホームベーカリーの大きいような電動の機械でしたり、石の臼と杵でしたりその年によって違ってはいましたが、だいたい年末の恒例行事でした。私と姉と妹がそれぞれ大人になり子供がいなくなるとともに餅つきはしたりしなかったりするものになってしまっていました。

 

 そうなっていた餅つきですが、去年の年末に私の長男が2歳になって色々なことが分かるようになったためか、私の父が(長男にとってはじぃじ)臼と杵を使った餅つきをしてくれました。その時長男は、うれしそうに餅つきを見て、実際につき上がった餅を沢山たいらげていました。そうして今年も年末になり餅つきを開いてくれました。

 
 臼と杵の準備やもち米の準備等はほとんど私の両親(じぃじとばぁば)はしてくれていたため、私達夫婦と長男次男が来た時には、餅つき作業の最中でした。お米の蒸し上げは母が、臼などの餅つきまわりの準備は父が行いました。父は杵を使って餅をつき、途中からは「きなどり*1」をしたりと大忙しでした。そして餅をつき終えれば、丸餅に仕上げるために餅をちぎる役までこなします。本人は子供の頃からいろいろ出来たからお年寄りから可愛げのない子どもやと言われたもんだと軽口をたたいてはいました。好きなものとはいえ(父は昔から行事やイベントが大好きでした)60歳代半ばになった父がここまでしてくれるのは素直にすごいことだと思いました。それと同時にふと父や母の10年後、20年後を想像して一瞬ですが、なんとも言えない感傷的な気分も起こりました。願わくばこのまま元気なままそれなりに歳を重ねていってくれればいいのですが。
 
 つき上がったもちは、普通のあん餅、干しエビを混ぜたもの、落花生を混ぜたもの、そして黒豆を混ぜたあん餅でした。機械で作った餅だと柔らかい餅ができますが、臼と杵でついたもちは適度に弾力があり、とても美味しいものでした。長男(3歳)と次男(1歳5ヶ月)も、つき上がったばかりの餅を美味しそうに食べていました。今は私と一緒に杵をもっても餅をつく姿だけを真似するだけですが、そのうち私の体よりも大きくなって力強く餅をついてくれるようになったときも餅つきを続けていければ幸せなことだと思います。その時にまだ父が元気でいてくれたらなお良いのですが。
 
 夕方になる前には餅つきも終わり、夕食は家族の忘年会として、毎年恒例になりつつあるカニを食す会を開いてくれました。年に一回の大盤振る舞いとして、タラバガニの焼きガニ、ボイルの毛ガニ、ズワイガニのすき鍋をいただきました。まだカニをそこまで欲しない子どもたちでしたが、大人たちはみな大満足だったと思います。
 
 特に何にもないような、あるような日でしたが、家族が当たり前みたいに元気で、何か一緒に出来たという、こんな年末の1日を過ごせたことに感謝します。
 

*1:杵で餅をつく合間に臼の横にいて餅を返したり形を整える約